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初心者が知ったらゲンナリする「釣りに必要な装備と知識」の話
2020/07/12 3:47
はい、俺です。
今回は最低限これだけは必要になってくるで!っていう
「釣りに必要な装備と知識」の話です。
釣りをするのに必要になってくる道具とか、釣る為にこれだけは勉強した方がいいよっていう知識や必要となる努力の話です。
今から釣りを始めたい!という人はぜひ読まないでくださいw
装備編
まずは必要となる装備(道具)ですね。
・ロッド(竿)
竿です。これがないと始まりません。
釣り道具全般に言えるんですが、値段はピンキリです。
で、値段が高ければ高いほど性能もイイものなんだ、と思っていいかと思います。
車とかと一緒ですよね、カッコイイ車や人気のモデルが高いのと同じです。
なのでメーカーなんかも好みで選んだらいいかと思います。
もちろん安くても全然使えますし、安物を長く使い続けてる人もいます。
値段にこだわるよりはスペックにこだわった方がいいかと思います。
一言に「竿」と言っても長さや堅さ、どの魚種を釣るのに向いてるかどうか、いろんな種類が存在します。
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・リール
次にリール。
これもピンキリですが、軽くて回転が滑らかなものはやはり値段も高くなっていきます。
実際に持って使ってみて「違い」を自分自身で確かめてみるのが一番です。
ロッドに長さや堅さの種類がいろいろとあるように、リールにも「番手」というものが存在します。
これはリール自体の大きさです。パワーの強さとも言えます。
釣りたい魚種(大きさとか)に合わせて選ぶとよいかと思います。
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・ルアー(餌)
疑似餌ですね。ワームやプラグ等いろいろ売ってます。
これも魚種に合わせたチョイスが必要となります。
じゃあ〇〇を釣ろうと思ったら何のルアーが必要なのか?
それが後述の「知識編」にも出てくる部分となりますね。
釣りってただがむしゃらに道具を揃えれば魚が釣れる訳ではないというのが厳しい部分でもあります。
サッカーボールを買ってもサッカーのルール自体を知らなかったら一生試合には出させてもらえないのと一緒です。
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小道具編
上記では基本タックルの紹介をしました。
次に「実はこういうのも必要になってくるんやで!」という小物類を紹介します。
100%全部が必要になるとは言いませんが、結局こういうものも買うハメになるよね…っていう道具達です。
・ライン(糸)
リールに巻く糸です。これは釣りをする上で必ず必要になるもの。
ちなみにこれはランニングコストになる部分ですね。
先に言っておくと、釣りに行けば行くほど金がかかります。
それは結局ランニングコストになる部分がそれなりに大きいからです。
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・フック(針)
釣り針も必要になってきますね。
こちらもいろんな種類があって、魚種によってというか使うワームの種類でも変わります。
曲がったり錆びてくるし、ラインブレイクでロストするので、これもなかなかランニングコストがかかります。
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・シンカー(オモリ)
ルアーにつけるオモリの事です。ワームの種類によっては使う場合があります。
遠投が必要な場合やワームが軽すぎてキャストしにくい時ですね。
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・ラインカッター(ハサミ)
ラインカッターの事を俺は個人的に「モチベーション」と呼んでます。
なぜか?
万が一このラインカッターを釣り場に忘れると、その日一日の釣りのモチベーションに関わるからです。
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・偏光グラス
釣り人がかけてるサングラスは「眩しいからかけてる」訳ではなくて、水面を泳ぐ魚を見つける為にかけてる偏光グラスです。
これがあるかないかでサイトフィッシング(目で見える魚を釣ること)での釣果が大きく変わると思います。
ただのUVカットとかのサングラスではなくて「偏光グラス」を買わなくては意味がありませんので注意です。
後はルアーがぶっ飛んで来た時に目を守る役割もあります。
俺は一度自分のアゴにルアーが飛んできて、針がぶっ刺さってプラ~ンとなった事があります。
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・キャップorハット
こちらはただの日焼け防止です。あるいは寒い日の防寒です。
ただ、夏場や冬場の釣りでどれだけ快適に釣りができるかという意味では、かなり重要で必要な対策だと思います。
目の前に大きな魚がいるのに熱中症で倒れてしまっては意味がありません。
後は偏光グラス同様に頭をルアー等から守る役割もあります。
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・レインコート
雨の日対策です。
「雨の日まで釣りなんて行かなくてもええやん」と思うかもしれませんが、雨の日でも全然釣れますしメリットもあります。
魚を騙しやすかったり、他の釣り人も少なくなってライバルが減ります。雲のせいで天気も暗くなって魚が餌を求めてきやすかったり等。
あるいは常備しておかないと、急な雨にやられるパターン。これが一番多いかもですね。
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・長靴orウェーダー
場所によっては長靴があった方がいいシチュエーションがあります。
大きな水溜まりを目の前にして、「長靴さえあれば向こうのフィールドへ行けるのに」と諦めてしまう事もあるかもしれません。
後は遠浅の池や湖で少しでも遠くへアプローチしたいならウェーダーを履くといいでしょう。
堤防やテトラなど、波しぶきがかかる場所等は長靴くらいはあった方がいいかもしれません。
(ただし磯釣りではウェーダーはご法度らしいです。落ちた場合にウェーダーの空気が抜けず足側が浮袋になり逆さまの状態で溺れるからです)
穏やかなイメージがある「釣り」ですが、けっこう死と隣り合わせというシチュエーションは多かったりします。
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・グローブ
こちらも防寒対策&手に飛んできたルアー等から守る為です。
親指と人差し指、中指の部分がカットされてるやつが使いやすいですね。
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・日焼け&防寒対策
サングラス、帽子、グローブ、ブーツ、その他にはやっぱりアウターのウェアですね。
こちらも通気性がよくて暖かいゴアテックス等、有名なやつもありますがめちゃくちゃ高価です。
しかも釣り具メーカーが出してるウェアはだいたいダサいのが多いので普段着などで着ようもんならそれなりの覚悟が必要となるでしょう。
・オイル&グリス
リールを使うとなるとそれなりにメンテナンスが必要になります。
これを怠るとせっかくの高価なリールも錆びや砂噛み・塩噛みの原因となってすぐに劣化します。
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・ルアーケース
ルアーを収納するケースです。
釣り専用のルアーケースは普通に1,000円とかするのでバカにできません。
しかもルアーが増えればどんどんケースも必然的に増えます。
けっこうかさばります。
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・バッグorリュックサック
今度はルアーケースを収納するバッグが必要になります。
こちらも釣り用のものを買おうとするとそれなりにかかります。
できれば防水・撥水加工のものが好ましいですが、ある程度は好みでいいかと思います。
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・バケツ・バッカン
海釣りに行くならあった方が楽です。
魚を入れておく他、絞める時に血抜きしたり、餌を混ぜたり、いろんな用途に使えます。
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・クーラーボックス
釣った魚を持ち帰る時にできるだけ鮮度を保つ為には欠かせません。
魚の大きさや量にもよりますが、少量で家も近いのであれば簡易保冷バッグ&保冷剤でもいいかもです。
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・タモ網(ネット)
ランディングネットと呼ばれるものです。
足場が高かったり、狙った魚が大きいものであれば必要です。
これも良質の網になればなる程高価です。けっこうびっくりする値段します。
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知識・努力編
・魚の生態について
自分が狙う魚種の生態については知っておいた方がいいかと思います。
せめて「普段何を餌にしてる魚なのか」くらいは知っておかないと、こちらもルアーのチョイスができません。
後は昼動くのか、夜行性なのか。どんな場所のどんなポイントに潜んでいるのか。
釣れやすいシーズンはいつなのか。
生態を知る事が釣果を出す近道なのは確かです。
・潮汐について
潮の流れの事です。
大潮、中潮、小潮、若潮、長潮…いろんな種類がありますが、今が何潮でどんな状況なのかはネットの情報やアプリ等でも調べられるので、せめて海釣りへ行く場合にはチェックが必要です。
回遊魚なのか居付きなのか、魚によっては潮の流れが釣果に大きく左右します。
海釣りやるなら絶対に知った上でいろいろと作戦を立てるくらいじゃないとかなり損する知識です。
・釣りのポイント・場所
上記、ここまでの準備を万端に済ませたとして、後は釣れるポイントを見つけられるかどうかです。
現代では情報が溢れてますのですぐに魚のいる場所は見つけられるとは思いますが、そこから釣れるかどうかは腕と運次第です。
どれだけ釣果の高い場所でも人が多ければそれだけライバルも多いという事です。
魚へのプレッシャーも高くなり、すぐにスレます。
天候や時間などによっても状況がガラっと変わってきます。
うまくその日のその時の状況に合わせたポイント選びも重要です。
・キャストの精度
いい場所でいい環境で釣りができる状態だとしても、自分が思った場所へとルアーを投げれなければ釣れるものも釣れません。
もちろんカバーやオーバーハング等、どこに魚がいるかという見極めも大事だし、竿を振って思った通りの場所へとキャストできるかどうか、そこの上手い・下手は釣果に差が出ます。
・マッチザベイトの見極め
「絶対ここに魚がいるだろう」という場所が分かったとしても、投げたルアーが魚が求めている餌と違えば食ってくれません。
例えば普段小魚を餌にしてるような魚を釣るならもちろん小魚っぽいルアーで狙います。
虫を捕食してる魚であれば虫系のワームなんかで狙います。
そこのズレが生じるとすぐに見切られるし、シーズンによっても捕食してるものが変わってくるので、いろいろと自分なりに試して経験するか事前によく調べておく必要があります。
・早起き・夜更かし
「朝まずめ」「夕まずめ」という言葉があるように、釣りには早朝と夕方のフィーディングタイム(魚が餌を食べる為に追い求める時間)を狙う釣り方というものが存在します。
朝まずめは日の出の時間くらいの事を差すのでかなり早朝の事ですね。
夕まずめの場合は夕方の日没くらいの時間ですが、夜釣りで深夜に狙うような釣りもあるでしょうし、釣果を出したいという人は早起きしたり夜更かししたり、けっこう大変な生活を送ってる人も多いようです。
ちなみに俺は普段は昼から夕方くらいまでの釣りしかあまりしません。
何度か早朝のバス釣りをしましたが、特に「朝まずめは釣れる!」と感じた事はまだありません。
「夕まずめ」に関しても特に「夕方だから釣れた」という釣果はそんなにないかもです。
ただ、夕方になって急に釣れたシーバスの時は「やっぱり夜の方がいいのかな」とか、深夜に関してはタチウオなんかを釣る時は夜釣りが抜群だと思ってます。
・ランニングコストの問題
釣りは道具だけ揃えてしまえば後はそんなにお金もかからない、と思ってた時期が俺にもありました…
だが蓋を開ければ…ランニングコストはけっこうかかります。やればやるだけかかります。
そしていろんな事をやろうとすればするほどかかります。
例えばブラックバスだけじゃなくて、海釣りもやりたい、とか。
青物だけじゃなくてイカやタコや鯛も釣りたいとか。
単純に使う道具が変わってくるからです。
使うルアーも変われば、ロッドやリールまでも変わってきますからね。
後は海沿いや川沿いに住んでるならともかく、場所の移動にもお金や時間を費やしますので、その辺での出費にどこまで耐えれるかどうかです。
それにタックルも使い続ければそれなりに劣化して来ますし、どれだけ大事に使ってても竿だって折れたりする時もあります。
1本数万円もする竿が一瞬にして折れたりなんて事もザラです。
1個数千円もするルアーが1投目で根掛かりしてロストするなんて事もザラです。
釣り糸だって数週間も使ってれば巻き癖がついて使いにくくなります。
ワームだって何回も食われればそのうちちぎれて無くなります。
釣りはハマればハマるほどお金のかかる趣味だという事を念頭に置いておいた方がいいかもしれません。
オマケ
という訳で今回はあえて「釣り」のデメリットに感じるような部分も多めに考察してみました。
最後に俺が2年程釣りをやってみて個人的に感じた「向いてる・向いてない」というパターンを考えてみました。
・釣りに向いてる人、向いてない人
以前からたまに書いてましたがやはり「気が短い人」は向いてると思います。
理由は簡単で気が短い人ってのは「釣れない時にどうすれば釣れるかを考えて行動に出せる」からです。
気長にボーっと待ってるタイプでもそれはそれでいいんですが、スピード感が勝負になるような釣りには向いてないかもです。
後は「ストイックで自分を追い込めるタイプ」ですね。つまりドMの人です。
釣れてない時間をそれなりに楽しめる人であれば、釣った時の喜びというものも大きいはず。
「釣れないなぁ、でもきっと釣ってみせるぜ!」と自分を追い込んでいけるタイプの人ならその先にある喜びというものを見据えて分かってると思うので、釣果が全然出ない日があったとしても続けられる人なのかなと思います。
少なからず釣果を出すには様々な努力が必要になると思うので、そういう行動に出していくのが苦にならない人なら続けていける趣味なのではないかなと。
中には難しい釣りはせず簡単な釣りのみをやりたいという人もいるのかもしれませんが、それはそれで自分に合ったものを続けていけばいいのですからね。
以上、そんな感じで「釣りを本気でやるならそれなりにいろんな覚悟が必要やで」という話でした。
いや、釣りだけじゃなくて趣味全般に言える事かもですね。
ではまた近いうち!
アディオス!
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