logo

バス釣りのきっかけとちょっと苦い思い出を語ってみる

バス釣りのきっかけとちょっと苦い思い出を語ってみる

2018/06/06 14:48

出たよ…

 

 

安 定 の 雨

 

 

しゃーない、もう梅雨ですから。

いくら雨男とは言っても梅雨時期はしゃーない。

俺のせいではない。多分。

 

 

という訳で、釣りにも行けないもんで

晴れないかなぁ~と薄い期待を込めながら

今回はバス釣りを始めたきっかけでも語ってみようかなと。

 

 

 

【時は18年前…】

あれは俺がバンドやってた頃だったんで2000~2003年頃かな。

今からもう15~18年前くらいの話です。

 

 

 

当時、滋賀県で働いてた職場の先輩と意気投合した

面倒見のいい3コ上の先輩がいまして。

 

 

よく一緒にラーメン食べに行ったりしてたんですが

その先輩、カキちゃんの趣味がバス釣りだったのです。

 

 

カキちゃんは変わり者で、好奇心旺盛。

考え方も極端で気性の変化も激しく、とにかく行動派。

仕事も真面目で職場の上司とも仲が良く

後輩からも慕われ、いつもみんなの輪の中心的な存在でした。

 

ただ、ものすごい気分屋で機嫌のいい時と悪い時の差が激しく

トラブルメーカーな一面も多々ありました。

 

 

俺はその職場に入ってすぐ謎にカキちゃんに気にいられ

仕事が終わってから毎日のように遊びに誘われました。

 

(当時、師匠カキちゃんと、革ジャンで釣りをするという適当な俺)

 

 

ドライブがてら、ラーメン食べに車で1時間とかザラで

そのついでにゲーセンやらバッティングセンターやらカラオケやら

いろんなとこに寄り道しては夜の帝王ぶりを発揮してました。

 

 

カキちゃんは酒好きでもあったので、よくスナックに一人で行ってたんですが

俺は何度か付き合い程度行ってみたものの

酒飲めないってのもあるけど、あぁいう場所の良さがあんまりピンと来なかった。

 

 

逆に俺は当時バンド活動してたんだけど、カキちゃんは楽器とかには興味なかったもんで

CD買ってくれたり、ライブには何度か来てくれたけど、音楽での共通する趣味はカラオケ程度。

 

 

そこで何とか一緒に楽しめる趣味を作りたいという事で誘われたのが、ブラックバス釣りだった訳です。

 

 

最初は釣りの話だけ聞いてて

「道具とかも揃えなアカンしめんどそうやなぁ~」

と思ってました。

だから俺的には釣りにハマる事なんてないやろうと思ってたのです。

 

 

【バス釣り初体験】

取り合えず最初は付き添いでタックルだけ借りて試しにやってみるかという事で琵琶湖へ。

 

最初に連れていかれたのは彦根の旧港。

今でもバサー達が集うメジャーポイントです。

 

 

 

休日の彦根港は若者からオッサンまでバサー達で賑わってました。

 

俺はカキちゃんのスピニング用のロッドを借りて

糸や針、ワーム等、全て用意してもらって準備も全て任せました。

 

だって最初はフックの付け方すらも分からんやん?

 

 

カキちゃんは手際よくちゃっちゃっと糸を結んで

「ワームはこれがよく釣れるよ」

と言ってゲーリーヤマモトのカットテールを渡してくれました。

 

 

 

はいそれはYohji Yamamoto!

 

 

しかもそのワームをさらにちぎって小さくしてから針につけ

「ちぎる事によって食べやすくさせるんよ」

と、慣れた口調で言い、続けざまに

「ワームが小さいから重りも付けなアカン」

とガン玉のシンカーを糸にかませます。

 

 

「はい、これで投げやすくなったから竿振ってみて」

と、俺に渡します。

 

キャストのやり方から竿の動かし方、ドラグ調整等、何でも伝授してくれました。

 

お陰で俺は初日にして彦根港で1匹釣る事ができたのです。

小さかったけど、20cmくらいの小バスが釣れました。

 

 

 

その時に「バス釣りおもろー!」と感じたのです。

 

 

最初はアタリもなく(分からず)ただひたすら竿を振ってワームを投げるだけだったので、苦行でしかなかったのですが

次第に体が動作を覚え、アタリが分かってくるたびに

あのフッキング時の興奮と快感がクセになってくるのです。

 

 (草津でコンスタントにバスを釣りあげるカキちゃん)

 

 

その次の週もカキちゃんと一緒に釣りに行きました。

完全にカキちゃんは俺の釣りの師匠になってました。

 

琵琶湖の他のポイントも教えてくれました。

守山、草津、北湖方面に行く事もありました。

 

(これは最近撮った守山の木ノ浜水路のバス釣りポイント) 

 

 

一度、琵琶湖の北の方へ行った時に、水の綺麗さに驚きましたね。

南とは全然水質が違うんだなぁと。

 

 

ただ、足場が南湖のようによくないので、岸からかなり遠投しなければいけません。

ヘビキャロっていうやつです。

 

その時、遠投で50UPくらいのバスをカキちゃんが釣った時に

「この人はやっぱタダモンではないな」と確信しました。

 

 

(北湖で50UPを釣ったカキちゃん)

 

 

【初タックルをGET】

すっかり釣りにハマってしまった俺は

カキちゃんがシマノ信者だったのもあって

どんな釣り道具(タックル)を買うか迷った時に

だいぶシマノをオススメされました。

 

そして買ったのがシマノのスコーピオンのスピニング用のロッドです。

今もスピニング用が売ってるのかどうかは知らないけど。

 

リールは覚えてないけど、多分シマノのやつだったと思う。

 

 

カキちゃんはベイト用のリールも持ってたけど

「バックラッシュするから最初はスピニングだけで大丈夫」

と言ってました。

 

何度かカキちゃんのベイトリール(これもスコーピオン)を使わせてもらった事があったけど

実際ホンマにバックラッシュしまくりで俺には当時使いこなせなかったのをよく覚えてる。

 

それでも根気よくサミング(指で押さえてブレーキをかけ糸が出すぎないように止める)の方法や竿の振り方を教えてくれた。

 

(一緒に釣りに行ってた他の同僚とやっぱり革ジャンで釣りに来る俺) 

 

 

仕事が終わって、暗くなってからもずっと琵琶湖で夜釣りを楽しんだり

その帰りにラーメン屋巡りで3軒ハシゴしたり

ココイチのカレー1kgを食べてみたり

寿司屋で20皿以上食べてみたり

うどん屋で3玉+カツ丼食ってみたり

今でもよく覚えてるいい思い出だった。

 

 

【俺の退職】

でも結局その職場にいたのは3年間だけだった。

俺はバンド活動が本格的になってきて

滋賀から東京へと上京する事が決まってしまったのです。

 

同僚はみんな応援して送り出してくれるような雰囲気でありがたかったのですが

カキちゃんだけはそうではなく寂しそうな感じでした。

どこにいても自分の殻に閉じこもるようになってしまいました。

 

他の同僚達は「まぁいつもの事やろ」くらいの感じでしたが

俺は一番仲良くしてたのもあるし、もうすぐ自分の退職もあったのでモヤモヤしてた。

 

 

次第にカキちゃんは職場でも孤立してしまいました。

どうしてしまったのか、話し合う機会もないままにお互いに疎遠になってしまうのです。

彼がどういった心境だったのか、今でも分からないままです。

 

 

俺は上京するのを機に、これまで使ってた釣り道具一式、全て中古屋さんへ売りました。

 

 

出勤の最後の日

職場の同僚と別れの時がやってきます。

結局、カキちゃんとは最後気まずいまま特にこれといった挨拶もない状態でお別れとなってしまいました。

 

 

一緒によく釣りに行ってた他の同僚が俺を駅まで見送りに来てくれました。

 

「結局、カキさん来ませんでしたね…」

 

駅まで車で送ってくれた同僚がそう言った時にそれまで考えないようにしてた俺も寂しさを感じた。

3年間、ずっと一緒に遊んでた思い出が一気に甦り、俺はとても切ない気持ちのまま東京行きの新幹線へと乗り込みます。

 

 

 

東京での暮らしが始まり、1週間程が過ぎた頃…

 

ケータイに1通のメールが届きました。

 

カキちゃんからでした。

 

 

見送りに行けずにごめん、あんな態度を取っていた事を後悔している。

東京でも頑張って、応援してる。

 

 

そんな感じの事が短く綴られたメールでした。

俺は嬉しかった半面、正直怒りの心境もありました。

 

 

 

結局、そのメールへ返事はしませんでした。

新しい生活をスタートさせ、自分の夢へと進む為にも俺は忘れる事に決めたのです。

それによって連絡が途絶えてしまい、もうカキちゃんとの付き合いも終わってしまったのです。

 

 

今となっては大人げなかったと俺自身も後悔してるし

滋賀を離れる前にもっと話をするべきだったとも思います。

いったい彼に何があったのか。何を思っていたのか。

ただの気分屋だったのか、それとも何か許せない事があったのか。

今となってはカキちゃんが何を考えていたのかもう分からないままなのです。

 

 

 

人付き合いというものは難しい。

一番難しい。

 

それ以来、俺は人と深く関わる事に対し少し臆病になりました。

どこかで距離を置いて人と接するようになっている自分がいるなとよく感じます。

 

果たしてそれがいいのか悪いのかは俺自身よく分かりませんが。

 

 

 

俺のバス釣りの師匠はそんな気難しいクセの強い男でした。

素晴らしいバスフィッシングの世界を教えてくれた事に感謝してます。

 

(思い出の彦根旧港は相変わらずの人気スポット) 

 

 

今でも元気にしてるのかなぁ

 

と、たまに思い出したりします。

 

 

 

そんなちょっぴり苦いバス釣りの思い出なのでした。

 

 

 

ではまた近いうち!

 

アディオス!

お気軽にコメントどうぞ!
Feel free to leave me a comment!

  • Category