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釣りを始めて1年経過してみて
2019/07/21 23:30
全国14人のめのねんファンの皆様、お待たせしました。
今回はコラム的なやつです。
ええ、釣りを始めて1年ちょっとが経ちまして…
厳密には18年前にちょっと琵琶湖でかじった程度、釣りをした事があって
18年ぶりにちょっとやってみたらおもろかったので1年釣りに行きまくってみた結果…
という記事内容です。
言いたい事としては「釣りはおもろいで!」っていう事。
後は「こんな変な釣り人もおるで」って話とか。
さらに「18年前にやってた時に気付かなかった大事なこと」っていうのが多すぎて深いなっていう、そんな感じの事を書いていきたいと思います。
主に「バス」釣りの話のつもりで書きます。長いです。
ちなみに「カタカナばかりで釣りの用語が分からない!」って時はこちらの記事が神でしたのでリンク貼らせていただきます。
https://tsuriuma.net/yougoshu/
まずは18年前の話
はい、当時仕事の関係で滋賀に住んでました。
滋賀にはちょうど6年ほど住んでまして、後半の3年の間でちょいちょい釣りに出かけてた時があったなぁって感じです。
ぶっちゃけそんなにガッツリはまってたわけではなく
職場の先輩(俺の釣りの師匠)や後輩らの付き合いで一緒に琵琶湖回ってたっていうレベルです。
そんなデカバスも釣った事なくて、せいぜい30うpくらいだったと思います。
当時使ってたタックルはロッドがスコーピオン。エンジ色の渋いやつでした。
スピニングでスコーピオンのロッドって今はないんかな?当時はあったんですよ。多分。
ほんでリールはスピニングだったけど、何だったかは忘れました。
シマノだったのは間違いないけど。
車にいつもタックルを積んでて、仕事帰りに琵琶湖へ。みたいな。
その頃って全然釣り人がいなかったんですよ。
いや、いたのはいたんですけど、最近みたいに釣り場着いたらギュウギュウにひしめき合って釣りせなアカンみたいな感じではなかった。
ホンマに釣り好きなマニアがたまにいてるくらいの感覚で、ここ最近の方が昔よりもアングラーは増えてると思う。
多分ね、今よりも昔の方が「釣り?ダサイ!おっさんくさい!」みたいな風潮があったんですよ。
もちろん今もそう思ってる若モンは多いんかもしれんけど。
この数十年でだいぶイメージも変わりましたね。
時代の流れなんですかね。
いや、釣り具メーカーの頑張りがあったんだと思います。
何となくですが俺はそう感じました。
YOUTUBE効果も大きそうですね。
興味なかった人が興味を持つきっかけを作ってるのは、やっぱネットのチカラも大きい。
そんなこんなで18年前に琵琶湖行ってた時よりも釣り業界が盛り上がってる気がします。
ただ、当時の釣具屋がどんどん潰れて行ってしまってるのは別の要因がありそうですけどね。
それもまた時代の流れってやつなんですかね。
去年の春の話
同僚と「そういや昔、釣りをやってて~~」みたいな話がきっかけで、安いタックルを買ってほんのお遊びのつもりで淀川に行ってみたんですが…
これがまた意外と面白くて、当時の琵琶湖での釣行の思い出がよみがえりました。
ただでさえ難しい淀川ですから、しばらくは釣れなかったんですが、たまたま淡路島で見つけたポイントで1匹釣れたのをきっかけに俺の釣り魂に火がついてしまったのです。
18年前にやってた頃はほぼ全て師匠任せの釣りだったもので、ここ最近での釣法というものを勉強しなおすところからのスタートです。
ルアーメーカーも全然知らない会社ばかりです。
ひたすらYOUTUBEで釣り動画を観まくって、釣具屋に通い、よさげなメーカーのルアーを買い漁ります。
この辺りから「もうこの趣味は1年後もやってそうやな」という確信は持ってました。
最初の難関
最初に大変だったのはやはりタックル選び(釣り道具選び)ですね。
ほんのお遊びのつもりで買ったロッドとリールだったので、50うpが釣れた時に折れてしまいました。
やはり安物+下手っぴ=破損という方程式があるのでしょうか…
ちゃんとした釣り具を買おうと思い、いろいろと調べてみたのですが、結局はいろいろと使ってみないと分からないものですね。
3,000円で買ったロッド&リールセットから、ちょっとランクを上げて、7,000円のリールと、12,000円のロッドを購入。
やはり使った感じが全然違います。
高級感という程ではないですが、巻いた時のスムーズさと手に馴染む感じ、竿を振った時のシャッキリ感、アタリの感度や操作感が全然違います。
(結局、半年後にはまたちょっといいタックルを買ったんですけどね)
で、その頃にはもう夏を迎えようとしてました。
「夏は釣れる!」とウワサでは聞いてましたが、18年前にやってた頃は冬がメインだったので
その「夏が釣れる」という感覚をあまり知らなかったのです。
実際に夏が来て…
ええ、爆釣でした。
で、調べてみるとバスの産卵期っていうものが3~6月の間。
その間に産まれたばかりの魚が夏になって活性があがってどんどん食ってくるので釣れる。
「入れ食い状態」を感じやすい時期の到来な訳です。
でもね、数釣りは楽しめるかもしれんけど、結局産まれたばかりの小バスを何匹釣ろうが、それは初心者であろうが誰でも体験できる釣りな訳であって、そこにばかり楽しさを求めるのは何か違うんじゃないかと思ってきた訳ですよ。
10~20cmのバスをいくら何匹釣っても、産まれたばかりのピュアな魚を騙してるだけであって、「俺が求めてるのはこういう釣りじゃないな」と、どこかで冷めてしまう自分がいたのですね。
ただ、夏はホンマどこ行っても小バスパラダイスです。
先に小さいのがどんどん食ってくるのでどうしてもデカバスが狙いにくい。
その中でどうやってデカバスを食わせていくのかっていうのが次の課題になりました。
ただ、小バスの入れ食い体験は「釣り」自体のセオリーを習得する上でいい練習にはなりました。
ポイント探しもかなり回りましたが、全てがいい経験となったんじゃないかなと。
デカバスへの執着?
うちの彼女もそうだったんですが、1匹目はビギナーズラックで20~30cmくらいのが釣れて、2匹目はいきなりの50うpだったんですよ。
恐らくデカいの釣れた体験が早かったものですから、余計に小バスに飽きるのが早かったのかもしれません。
俺は淡路島の池で20ちょいくらいのやつが1匹目、そして2匹目はまさかの淀川・毛馬クリークで50cmジャスト。
彼女は水藻フィッシングセンターで30cmくらいのやつが1匹目、2匹目は淡路島で50うpです。
そんな初心者にとって衝撃のデカバス体験を早い段階で経験してしまったせいで、サイズアップの事しか頭にない訳です。
おそらく長年かけて刻んで刻んでやっと50うp釣れた!とかの方が喜びは大きかったはず。
初心者すぎて、ちょっと拍子抜けした2匹目だったのです。
逆に「デカバスてこんな簡単に釣れるもんなん?」と、バス釣りを舐めてしまう経験にも繋がってしまうと思うし。
運がよかっただけなんですけどね。
こだわりの釣法?
でも…
デカバスを釣りたいからと言って、じゃぁビッグベイト投げるような釣り方をするのかというと、そうじゃないんですよね。
あくまでもフィネスにこだわった釣りをしたいっていうのがあって、1年経った今でもワームばっかり投げてます。
矛盾してるかもですが…デカいのも釣りたいけど、バイト(アタリ)もそれなりに欲しいのです。
もちろんプラグ系も使うし、巻物とか投げる事もあるけど、やはり自分が好きな釣り方でデカいのを掛けた時の喜びってのがあるんですよ。
「コレがめっちゃ釣れるでぇ」と教えてもらったワームで釣ったとしても自分が納得してない釣り方だと100%満足できない気がする訳ですw
そこはもうプライドの問題なんでしょうかね。
でもいろんな釣法を受け入れるという柔軟性は大事やと思うし、いろんな事できる人の方がそりゃ釣れるでしょうからチャレンジ精神みたいなものは持っておかなアカンなとは思います。
ほんで、デカバスも食ってくるようなワームを経験によって導き出していくっていう過程を探るのも楽しいんですよね。
「釣れた」から「釣った」へ
初心者のうちは「何か知らんけどたまたま釣れた」という場面が多くて…
そういったビギナーズラックを打破し、「狙ったとこでバッチリ釣る」という釣り方を確立させたいなと、そればかりを考えてました。
それはもちろん今でも考えてます。
いわゆる「セオリー通りの釣り方」っていうやつです。
例えば、料理を作るにしても「生、焼く、炊く、揚げる、煮る、蒸す、炙る、燻す」…と様々な調理法があって
さらに調味料だって砂糖、塩、醤油、酢…と数えきれないほどの種類があって
どれくらいの量を?どのタイミングで?
そして何分煮込めばいいのか?とか、どれくらいの火力で?温度は?と…
それらの「一般的な調理法」として、「無難に美味しい」であろうもの
つまりそれが「レシピ」ってやつです。
で、どんな趣味をやるにしてもその「一般的なやり方」ってもんがあってですね…
それらをいわゆる「セオリー」と呼んでる訳です。
魚を1匹釣るにしてもその「基本的な釣法」というものをしっかりと頭に叩き込んだ上での1匹であるべきだと。
それができるようになった時に脱初心者かなと。
「取り合えず水中にルアー投げればいつか何か釣れるだろう」みたいな釣り方はもうダメだと。
1年やってきてそう思う訳です。
バス釣りのセオリー
以前もちょっとだけ記事に書いたんですが、釣りって結局は「科学」やと思ってまして…
ある程度の事前知識があればもっと釣果は上がるだろうと。
例えば「オーバーハングの下を狙え!そこにバスがおる可能性が高い!」という統計的な話を知ってるかどうかで釣果は変わる訳なんです。
でもバスの生態ってものを知らなければカバーやブッシュに潜んでるなんて分からないんですよね。
普通にだだっ広い池のど真ん中とかについキャストしてしまう訳です。
「雨で水の状態が濁ってるから比較的綺麗な水の方へ移動してる可能性が高い」とか、そういうのを瞬時に考えられる人なら、すぐに場所移動するはずなんです。
でもそういう水の流れや状況の変化を考えられなければ「こないだもここで釣れたし、ここで今日は粘ろう!」ってなってしまう訳です。
そもそも餌に不自由しない場所での昼間の暑い時間なんてそう簡単に釣れないですよね。
だってバスが腹減ってないし、やる気もないくらいにダレてる時間なのですから。
じゃあそういうバスにどうやって食わせるのか、っていうそこを考えていける人にならないといけない訳で。
近所の子供が腹すかせてる時に「ほらオヤツ食べ~!アイスもあるで~!」って渡してあげたら高感度は上がるかもしれんけど
それが美味しいオヤツじゃなく、真夏のクソ暑い時に子供の嫌いなグリーンピースとか腹いっぱいな時に無理やり食わせようとすればただの悪魔ですよ。
そりゃ子供も機嫌悪くしてスレますよね。
そういうのって常識的にというか、経験によって事前知識として誰もが分かってる事やと思うんですよ。
釣りも同じで、魚が好む場所や動ける時間帯、好きな餌や水温、色、動きっていうものがあるはずなので、そういう知識をつけたもん勝ちなんじゃないかなと。
もちろん、好きなもんだけを知っててもダメなんですよ。
逆の発想で、バスが嫌いなものも知っておくべきやと考えます。
人間だってモラルを持って生きてますよね。
日本人は比較的にモラルが高い人種やと思うけど、道端に広がって邪魔になってる外人の集団とかに出くわすと嫌悪感を感じますよね。
それと同じでバスが嫌がるような事は極力しない事です。
嫌悪感を感じるっていうのもある意味科学的な話な訳です。
奥が深いですね、釣りって。
そういえばちょっと話は変わるけど、以前に営業職をやってた友人が
「なぜ営業がおもろいのか」という話の中で
「餌を撒いて食いついてくればお金が発生する、つまり魚釣りをしてる感覚と同じだ」と言ってたのを思い出しましたが…
ちなみに俺は営業職が嫌いです。
もっと言えば営業職をやってるやつも嫌いです。
口から出まかせみたいなやつが多いイメージなので。
でも言ってる事は分かります。
自分が用意して撒いた餌に食いついてもらって成果を出す。
まさに釣りと同じです。
でもこんな話をしてると「クライアントを何やと思うてんねん」という話になりかねないので注意しましょう。
古代の文明の中での「釣り」の話
ついでにちょっとだけ書いておくと
歴史の中での一番最初の釣りっていうのはもちろん原始人が始めた訳なんですが
当時の釣り道具の中でも、針に関しては今の釣り針の形状と何も変わってないらしいです。
昔の釣り針は動物の骨なんかを削って作ったものなんでしょうけど、今の釣り具メーカーが作ってるマス針とかと同じ形で、同じようにカエシがついててよくできてるんです。
要するに石器時代とかから針の形は進化してないってこと。
というか、その時点で既に最高に理にかなった道具だったんですね。
なぜ食えない魚を釣ってるのか
海釣り派とバス釣り派の論争がたびたびありまして
海釣り派は「釣って食えるから釣る意味がある」と。
バス釣り派は「いや、そうじゃない。あくまで引きを楽しむもんや」と。
正直、どっちでもええてw
もう釣り自体が楽しいんやから、楽しい事してるんやったらそれでええやん、とw
バスはね、食えなくても楽しいですよ。うん。
むしろ「釣る」のが好きか「食う」のが好きか別れるとこかもですね。
普段、魚食べへん人でもバサーはたくさんおるし。
楽器は弾くけどライブ行くのは苦手って人もおるしね。その逆もおるしね。
そんな感じやろ多分。知らんけど(適当)
趣味としてやるからには本気でやりたい
何でもそうなんですけどね、やるからには凝りたいんですよ。
本気でやりたいんですよね。
今までいろんな趣味に手を出してきたけど、まぁ中途半端です。
何か1つを何年も続けて…みたいなものが少ない。
基本、飽き性なんですよ。
自分自身の中では深く掘り下げて行きたいっていう気持ちがあるのに、裏腹に浅く広くってのが多い。
ガーっとのめりこんで、形から入って、ガーっと深くやりこもうとするんですが、集中力が途切れるともうやらなくなる。
そんな感じ。
そんな中でも釣りに関してはなかなか続いてる方だなと自分でも思います。
けっこうお金も使ってますね。
だってまともな釣り道具買おうと思ったらロッドとリールで2万とかでしょう。
そこからランニングコストとなるライン、ルアー、フックを毎月買ってたらなかなかの額使ってます。
例えば俺の基本セッティングとなる各種ストレートワーム。
これをネコリグ仕様のチョン掛けでネイルシンカー入れて1日回ろうと思ったら
根掛かりでロストする事を考えて1袋分をストックとして持って行くとしても
ワーム1袋 700円
ライン100m 400円
ネイルシンカー 200円
フック 380円
1~2回分の釣行で最低かかる金額。1,500円くらい?
ロッドとリールの分は入れてないけど、これが1~2回のランニングコストだと思うとなかなかよね。
今まであんまり自分の趣味に毎月どれくらいのコストかかってるのかなんて計算した事なかったけど
釣りに関してはやればやるほど金かかる趣味なので、その辺も頭に入れておかないととんでもない事になってくる。
リールだってステラやアンタレスとかのフラグシップになってくると6~7万とかやからね。
ルアーだってプラグ系になってくると1個1,700円とかやし。
根掛かりしたら終わりよ。
でも、逆に「趣味なんだから金かけてナンボやろ!」っていう人もいる訳で。
俺もそこは賛成派かも。
好きな事をやるのにケチっても先に進めへんと思うんで。
そういう意味での初期投資ってのは大事やと思うから。
だからこそ自分でいろいろ調べて、自分に合うものを見つけて、自分の金で買う。
「続くかどうか分からんから最初は安いのでええわ」ってのはヨシとして。
そこそこまで楽しめるようになってきたならそれなりのタックルは用意した方がテンションも上がるはず。
さらに他のアウトドア用品なんかも揃えようと思えばもっと出費がかさんでくる。
俺が一番なりたくないのは「日曜気まぐれオヤジアングラー」みたいなやつ。
何の知識もなく、何の努力もせず、無難な場所で無難な釣りだけたま~にする。みたいな。
別にそれが悪いとは言わないけど、実際そういうやつが一番マナーも悪くタチが悪い。
「今週末は久しぶりに淀川でも行ってみるか~^^」みたいな感じでいきなり家族5人とかで来られてもね。
割り込みは平気でしてくるし、騒ぐし、話しかけてくる内容もとんちんかんで荒らし以外の何者でもない。
最低限の「釣り」ってものの勉強くらいして来て欲しいもんですね。
まさに気まぐれだけで邪魔しにくる中途半端アングラーです。
それに付き合わされて迷惑してるガチアングラーがそこにいる訳ですよ。
そういうやつは自分でポイントとかも探せへんのでメジャースポットとかに自然と集まる訳です。
本気で魚が釣りたいんであれば、自分の足で努力して釣れる場所を探せ、と。
それをせず「夏やから釣れるんちゃう?そろそろ釣り行ってみるか~」みたいな感じのオッサンがホンマ嫌い。
俺はそうはなりたくないなと。釣りが好きなら冬でも竿振りに来いやと。
ちょっと似たような話で「ナガレコミマン」ってのがいるんですが、これは彦根の旧港で見たオッサンの話。
冬の彦根旧港は有名ですよね、すっかりメジャースポットになってます。温排水が出てるからバスの活性が高めなのです。
18年前の冬、俺が最初に釣った1匹も確かこの旧港のバスでした。
で、この温排水が出てるインレット(流れ込み)の真上のポジションを陣取って、ひたすらそこで小さいワーム投げて延々と小バスを釣ってるオッサンがいまして。
このオッサンの事を「ナガレコミマン(笑)」やなと勝手に名付けまして。
誰がやっても釣れる温排水の小バスに向けて投げて釣って投げて釣って、それ繰り返して一体何がおもろいんやと。
恐らく1日中それやってるオッサンなんでしょうけど、実際そういう感じの釣りしかできないやつって多いんですよ。
そういえばフィッシングショーで話したバスプロが言ってたけど
「ここは釣れるかな~釣れないかな~どうかな~…で、釣れた!っていう時の喜びを自力で感じようとしないやつはダメですよね」という話を思い出した。
すごく共感できた話やったんですごく覚えてます。
さらに「ポイント探しは自分でやるもんなんだから、自ら探さないような人には教えない方がいいですよ」と釘をさされました。
そう、結局努力しない人に教えたとこでポイント荒らされるだけやし自分へのメリットなんて何もないからね。
教えたとこしか行かへんからこっちにも新しい情報なんて何も返ってこんし。
まともに情報交換できるかと思ってても自分が損するだけっていうパターン。
よくブログ経由で「ポイント教えて!」っていう失礼なメールとかももらうんですが
そんな敬意の欠片もないようなマナーの悪いやつに教えれる訳ないだろと…
人と同じ目線でものを言うなら自分の足で動けと。
人にものを頼むなら少なくともまずは敬意を払えと。
当たり前の事が当たり前にできないやつに与えるものは何もないわと。
よくあるありきたりなフレーズで「勉強も仕事も遊びも本気で!」みたいなのがあるでしょう。
割とその言葉って大切な事で、熱意や情熱があれば本気出せると思うんですよ。
だから好きな事を本気でやろうとしないやつが嫌いなんですよ。
むしろ本気でやらない時点で情熱がないんでしょうけどね。
そのくせ他力本願で漁夫の利ばかり狙ってる。あるあるですね。
そういうのって趣味だけじゃなく、仕事や人間関係の中でも割とあるあるやと思う。
そもそもホンマに好きな事なら1人ででも釣り行くもんやろと思うし、誰かに誘われな行かないようなやつは辞めてまえと俺は思ってるんで。
それも趣味全般に言えることやけど。
美術館にしても動物園や水族館にしても飲食店にしてもライブとかも1人では行きたくないみたいなやつが世の中にはたくさんおる訳です。
ホンマに好きなら1人で行ってみろと。
そういう1人で行動できないようなやつがトライしてるやつに何が言えるんやと。
せめて俺はそうはなりたくないなと。少しでも努力して自分の足で行動したいなと。
この1年がむしゃらに釣り行きまくってみて、そういう気持ちがより強くなってきた気がします。
でもね、結局人間って一人では何もできないもんなんですよ。
だからこそ他人には常に敬意を持って接するべきなんじゃないかとも思うんですよね。
必ずしも誰かの力があっての今の自分な訳やからね。
だんだん根性論になってきたので次の話題へ。
謎の多い魚
ブラックバスって一度の産卵で何万もの卵を産むとかって言うけど、実際どれくらいが成魚まで生き残ってるんだろう?って不思議に思うんですよね。
だって、琵琶湖とかでも年々増え続けてるバスに悩まされて…って言ってる割にはそんなに釣れてなくね?って思ってしまうんですよね。
逆に野池とかのバスとかも、あんな狭い場所で何万もの卵を産む魚がたくさんいたら池の中ウジャウジャになるんちゃうかなって。
でも思ってるほど増えてる感じってないんですよね。
もちろん夏には小バスがたくさんいるのは分かるんですが、じゃあその中でどれくらいの個体が越冬できてるんだろう?って。
ウジャウジャおったんやから、次の年の春にはさらにウジャウジャになってないとおかしい訳で。
でもだいたい冬になるとまったく気配がなくなって、春にまた産卵が始まって…みたいな繰り返しのような気がする。
思ってる以上に実際はそんなに生き残れてないんじゃないかなと。
鳥に食われてる説とか共食いしてる説とか、いろいろあるんですが、駆除対象にしないといけないレベルの魚なのだろうか…という疑問を持つ事もあります。
まぁ別にその辺は俺が決める事じゃないんでどうでもいいけど(適当)
ただ海外の動画ではペットのバスがガッツリ共食いしてるやつとかあって、なかなか衝撃でした。
そうそう、何かの記事で読んだんですが逆にバスがいろんな池で発生してる問題の1つに
「鳥の足に卵がくっついて次の池に運んでしまう説」ってのがおもろいなと思ったんですが、これは大いにありえそうですね。
人間の手で放流される以外にも案外可能性ってあるもんなんやなと。そりゃバスおる池も勝手に増えてくわと。
そういうものあるんで外来種問題って大変なんやろなぁとは思いますけどね。
でも実際、どれくらいの数がいて、どれくらいの影響があって…とかそういう不透明な部分が多すぎて、バサーやアングラー側からしたら実感が湧かないですよね。
ただ、単に「外来種だから。在来種を食べるから。駆除しないといけないから」みたいなふわっとした言い方でしか伝わってこないイメージ。
どんだけの数がいて、どんだけが駆除されてる、みたいな具体的な数字が見えないからこっちも分からないというか…
俺の勉強不足なだけかもやけど。
ただ、俺は駆除対象の魚をありがたがって釣って楽しんでるバサーはそれはそれでクレイジーやと思うし、それに対して「バスがかわいそう」とか言うてる人もクレイジーやと思うし、ポイントを荒らすな!晒すな!とか言うて怒ってるやつもクレイジーやと思うし、バサーは頭おかしいなと思いながら自分自身もクレイジーに釣りを楽しんでます。
いくら綺麗事を言うてもどっかで矛盾があるのがバス釣りやと思ってるんで。
バス釣りの最終目標?
せっかく趣味を続けるなら何かしらの目標ってもんはあった方がいいかなと思ってるんですが
取り合えず大きな目標としては60うpが釣りたい。
むしろ50cm以上ならその時点で自己記録は更新なので、取り合えずは50うpをもっと釣ってみたいっていう感じですね。
もし奇跡的にロクマルが釣れた時の次の目標を考えるのが難しそう。
取り合えず小バスならサルでも釣れるってのは分かったんで
後はもうひたすらサイズアップを目指した釣りを展開していければと。
もちろん数も釣りながら楽しみながらって感じなので、やっぱ俺はフィネス中心かなぁ。
バス釣りで一番おもろいとこ
釣りをした事ない人に一番伝えなければいけない「釣りのおもしろさ」っていう部分なんですが…
こればっかりはやってみないと分からないw
しかも1匹釣り上げるまではそのおもしろさも感じられないんじゃないかなと。
だから最初はよく釣れる場所で見様見真似でぜひ実際にやってみて欲しいなと思います。
やっぱ釣れた時の感覚ってもんを知ってからの方が話が早いので。
だから最初はアホでも釣れるイージーなポイントに行くのが手っ取り早い。
難しいとこでずっとキャストし続けてても心折れると思うので。
だいたいのバサーは「引きがいいから楽しい」と、バスとのファイトの話をすると思うんですが
俺はどっちかというと「どうやって食わせるか」っていう部分の楽しさを重視してます。
だって、「ファイトが楽しい」ってのは食ってくる事が前提の話なので。
いきなり淀川行って「引きが楽しいから」なんて言われてもまずバイトがないのですからw
だから「どうやってルアーを食わせるのか」っていうところをいろいろと考えて行動しないとダメなんです。
今日はこのワームじゃないなぁ、とか。だったら巻いてみようかな、とか。
ボトムかミドルかトップか、どこのカバーにいるかな、とか。
ストレートワームなのか、エビ系なのか、カラーはチャートなのかスモークかクリア系か、などなど。
で、アタリが来た瞬間に「ハッ!」となる訳です。
「今日はコレか!」と。
俺はその瞬間が一番アドレナリン出ますね。
その日の1発目のアタリの時です。
それが当日の釣行で一番楽しく、一番緊張する一瞬。
ただ、そういうのも「釣った時の過去の感覚」ってのが前提にあっての話になると思うんですよね。
だからまずは1匹釣ってみて欲しいのです。
もう後は今日のパターンってものが分かった訳ですから、自信を持ってキャストし続けるだけです。
そして今度は食ってからフッキングするまでの「待ち」の時間ですね。
これがまたドキドキの瞬間です。
バスがどれくらいワームを食った状態なのかが水中で分からないので、どのタイミングでフッキングを決めればいいのかを見極める時間です。
もしまだ口の中に針が入ってないのであればちょっとだけ待たなければいけません。
それを「送り込み」という言い方もしますが、この時に堅めのロッドだとバイトを弾いてしまう状態になるのでラインテンションを緩めます。
つまりバスに違和感なくワームを食わせる状態を一瞬だけ作ってやるのです。
ただ、テンションを緩めるイコール、ワームは重力によりヒラヒラとボトムへ落ちて行こうとする訳ですから
バスの食い方がヘタだとそのまま落ちて行くワームを諦めてしまいます。
でも大概は何とか食おうと必死にそのままワームを追いかけて来ます。そう信じます。
そんな感じで俺の場合はアタリを感じた瞬間にすぐにテンションを緩め、ラインが動いて引っ張られるまで待ちます。
アタリがコツコツと来た瞬間の即アワセではすっぽ抜けが多かったからです。
で、テンションを抜かずにコツコツをずっと感じてる状態ではバスが口を離してしまう事も多かったのです。
せっかくのバイトをロッドの硬さによって弾いてしまっていたのですね。
なのでそれらの経験によって辿り着いたアワセ方が結果的にそういうやり方になってしまいました。
ファイト編
後はファイトがスタートする訳ですが、ロッドもML以上でラインも6ポンド以上あれば、50うpとかでない限りは余裕でたぐり寄せれます。
ここからちょっとマニアックな話になりますが、けっこう大事な話です。
ライン(釣り糸)の太さに関する話ですが、釣りを始めた時に「糸のポンドって何やねん」とずっと思ってました。
これって負荷の話だったんですね。耐えれる重さの話です。多分。
で、「1ポンド」で検索すると「453.592グラム」と出ます。
つまり、「6ポンド」であれば「453.592」をかけたグラム数、それが負荷として耐えられる重さの話となります。
それが「2721.552」グラムとなります。
なので「6ポンド」のラインを使えば「2.72kg」の重さまで耐えられるという事になります。
計算はめんどくさいんで、俺は「ポンドのだいたい約半分がkg」と覚えました。
6ポンドなら3kgくらい、みたいな。
あ、ちなみにこれはナイロンでの話で、PEとかになるとまた計算が変わりますので注意。
50cmのブラックバスでもだいたい重さは2~2.5kg前後です。
なのでバスが一切暴れずおとなしくしてくれてる状態であれば6ポンドでもギリぶっこ抜ける計算となります。
もちろん物理的にというか、ただの計算上の話なので、他の要因が絡んでくると切れるだろうけど。
デカバスを想定した鯉釣りでの練習に10ポンドを使って余裕でした。
60cm前後の鯉です。
そして8ポンドに落としてみて80cmの鯉も余裕で釣れました。
けっこうラインって丈夫なんですよ。
じゃあなぜ切れるのかというと、それは小まめにラインチェックせずに使い続けてるからだという事ですね。
こすれて傷がついてるとか、結び方が甘かったとか、そういった要因が絡んでくるとラインは問答無用で切れます。
もちろんファイト中にバスの口で切られるパターンもあります。
世界ランクサイズのバスを狙おうと思うと10kgクラスのバスのウェイトになるので20ポンドくらいじゃないと引きに耐えれないっていう訳ですね。
ただ、結び方が悪かったとか、チェックを怠ったとか、そういうアングラー側でどうにか出来るような問題でのミスはどうにかした方がいいとは思うけど。
なので、俺はデカめのを1匹釣った後とかは1~2メーター分くらいは切って次に備えます。
もし小バスとかだったら3匹釣ったら結び直す、みたいな。
自分の中でのルールを作っておくといいかもですね。
だって小バス→小バス→小バス→小バス→40うp!とか、そういうパターンもある訳なので
その瞬間でライン弱っててボロボロの状態でファイト開始とかありえんやろって話なんで、できるだけラインチェックはマメにするべし。
ほんで、結び方が悪くてメタルジグだけ飛んでったとかはもう論外やでw
動画探したら何でも出てくるいい時代になったんやから、自分で探して自分で覚える、そして実践する。
極論を言えばそれが一番の釣果に繋がります。
何が一番大切なのか
1年釣りバカのように毎週のように川や池に行って分かった事というか、一番大事なこと。
結局は自分の信念というか自分のやりたい事をやりたいようにやり続ける事が大切やなと。
「このルアーが釣れる!」とか「ここのポイントが釣れる!」とか、そういうのはありがたい話やし、自分の中の知識の中の1つとして受け入れるんやけど、果たしてホンマにそうなのか?という疑問も同時に持っておく事。
その逆パターンだってある訳で、「このルアーは全然釣れへん」とか「ここの場所は何も釣れへん」とか。
果たしてホンマにそうなのか?と。
だから、結局は自分でやってみて、自分が肌で感じたものを信じるようになる訳です。
つまり、人の釣果と自分の釣果は別。
なぜならやってる事が同じようで微妙に違うんだから。
逆に人がやってる釣り方でよく釣れてそうやからって自分もマネしてみたところで同じサイズのバスが釣れるのかっていうとそうじゃない。
俺はバス釣りは50%の知識と50%の運やと思ってやってるんで、あまり人の釣り方は全部が全部を真に受けないようにしてます。
もちろん参考にする時はあるけど。
もうとくにかく信念を持って自分のやりたい釣りをやり続ける事が一番大事。
そして釣れた時の喜びを噛み締める。
人から釣らせてもらった釣りじゃなくて、自分の釣り方で釣った時の喜びってもんを味わう。
もうそれに尽きる。
もちろん、理にかなった釣り方ができてないパターンもあるし、そこを指摘される時だってあると思うんですよ。
「もっとこうした方がええで」みたいな。
そういうのはしっかりと受け入れつつ、向上心持って、後はとにかく勉強。
努力し続ける。
もちろん、自分の釣り方で釣れない時もある訳ですから、その時は見つめ直していかなければいけない。
何が原因だったのか。
そういった追及も大事。
自分で疑似餌(ルアー)を動かして、魚にアピールして食わせる。
つまり、魚をどんだけ騙せるか。
そしてうまく騙せた時に食ってくれる。
そして釣る事ができる。
いわば、釣りってのは魚を騙す事から始まる訳ですよ。
騙して食わせて、後はパワーで引っ張る。
場合によってはそれを人間が食う。
いや~クレイジーやな。
それが古代から存在する「魚釣り」です。
昔の人は食う為にしゃーなしで仕事として魚を釣ってたんやろうけど、うちらは娯楽ですからね。
余計にクレイジーですよ、アングラーって。
特にバス釣りは。
スポーツフィッシングとか、魚との駆け引きとか、何かカッコイイ言い方してるけど
やってる事は魚を騙して針を口にひっかけてパワーで引きずり回すんやからねw
でもそれが法的に認められてるうちは釣り人口は増え続けていくのではないかなと。
昔に比べて敷居も下がってるような感じもするし、老後も続けられそうな趣味の1つだし
何か本気で熱くなれるような趣味をお探しの方にはオススメです。
俺は老後は滋賀か淡路島でのんびり釣りしながら過ごすっていうのが将来の夢になりそうです。
まだまだ書きたい事は山ほどあるけど、取り合えずこの辺で。
ではまた近いうち!
アディオス!
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